綯屋 細半手（楮の柄）

茨城・里美では「半手」と呼ばれる片手で持って使用する箒、細身で短めなので「細半手」と名付けました。穂先の角度が掃く姿勢に合わせてつくられています。階段、部屋の隅、巾木の上など、小さなスペースでも取り回しが楽です。軽く柔らかい穂先が小さなチリや埃を清めてくれます。掃除機だけでやりすごしていた場所、この箒のおかげで確実に気持ちのいい場所に。

和紙の原料として使われる楮（こうぞ）の芯材を柄に用いた箒は、竹と違わぬ軽やかさ。白くマットな木肌と生成の綿糸の組み合わせは、控えめながら凛とした佇まい。洋の東西を行き来するような意匠は、様々なお部屋に似合いそうです。

原料のホウキモロコシを自ら育て、身の回りの道具に仕立てる綯屋（naiya）・横畠梨絵（ヨコハタリエ）さん。独特の審美眼とその造形力から生まれた作品は、凛とした美しい表情を持っています。土地のものを用い、技を使い、道具に仕立てる、健やかな循環を持つ仕事を暮らしの傍に。

【素　材】 ホウキモロコシ、綿糸、楮
【サイズ】 長さ約75cm
【作り手】 横畠梨絵（茨城県）

＊ご注意：大型製品のため、配送料が通常料金と異なります。

: : : 素材の特性とご使用上の注意点 : : :

・ひとつひとつ手仕事のため寸法はおおよそのものとお考えください。

・使用する時は穂先に力がかかり過ぎないように、なでるように掃いてください。

・保管の際は直射日光を避け、風通しの良い場所に吊るしてください。

・穂先が汚れた場合は穂先のみ水洗い後、風通しの良い場所で良く乾かしてください。洗剤や塩水はご使用にならないでください。