勢司恵美
茨城県・行方市で、地元の竹林で育った真竹を自ら刈り出し、生活道具としてのかごを中心に手掛けている勢司恵美さん。大分県・別府市で竹細工の基礎を学んだ後、現在は地元茨城で古くから使われてきたかごを昔ながらの方法で作ることにも力を注いでいます。
竹を始めた理由を問うと「竹は矛盾するところがないから」と。地元で採れる自然素材を使い、やがて土に還るものを作りたいという想いから竹細工を志したといいます。
自ら山に入り、「これは」という竹を探し、材をつくり、かごに仕上げる。作り手自身の真摯な姿が映し出されたような颯爽とした美しいかごです。
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