綯屋 – 仕事と暮らし – 』展が終了しました。当店で最初の箒の企画展を催したのが2014年のこと。あれから10年、はじめての1本に加えて、続々と様々な大きさ、用途の箒をとお買い求めいただく方々がお立ち寄りいただき、心よりありがたく嬉しく思います。

我が家のはじめての横畠さんの箒は、16cmほどの小さなもの。まだ独立なさる前で、おそらく4〜5人の作り手さんの箒がずらりと並ぶ中で、手にしたのが彼女の作品、そして目の前で制作なさっていたのがご本人でした。

今でもなお、我が家の台所の働きもの。


彼女の作る箒、上手く言えないのですが、なんというかいつも「澄んでいる」と感じるのです。手にする度に、目に触れる度に、その場も、心持ちも清々しい空気に包まれるような。

10年前と、今回と、同じ方が幾人もいらしてくださったことも、とっても嬉しいことでした。横畠さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

ホウキモロコシの栽培から箒作りまで、その知恵と技が引き継がれる未来を願って。